遠江 天方城


お城のデータ
所在地 静岡県周智郡森町向天方
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 山城 築城者: 山内道美 築城年代: 応永年間


見 ど こ ろ
 天方城は、太田川に沿って県道58号線を北上すると、森町市街地(城下から向天方)辺から北東に聳える城山(比高250m)が目に入る。あの上まで登るのか? とお城好きとはいえ、山城を攻めるは体力勝負。少々気が重くなる。

 しかし、ご安心あれ。天方城は、城ヶ平公園として整備されていて、道は細いながらも山頂まで車で登られる。山頂からの眺めは、周囲を遮るものもなく最高。 遠く南アルプスの山々も見ることが出来る。

 山頂の城の規模自体はさほど広くないが、一の曲輪は、石碑がある辺りで二段に分かれていたようだが、今はなだらかな斜面となっていて割と広い。一の曲輪の周囲には空堀と土塁があり、特に北側から東側にかけて良く残っている。


歴     史
 天方城は、応永年間に山内道美が築いたとされている。戦国時代の永禄12年、徳川家康は榊原康政に天方城を攻めさせ、城主山内通興は降伏した。

 元亀3年、山内通興は、武田信玄が大軍を率いて信濃より南下すると、たちまち武田方に寝返った。しかし、天正元年には再度徳川氏に降伏している。その後、通興の跡は、外孫の通直が嗣ぐが、城は通興没後まもなく廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 天龍浜名湖鉄道戸綿駅〜タクシー
 車 : 東名袋井IC〜県道58号線
駐車場: 城ヶ平公園の無料駐車場(約20台程度)を利用


ひとくち MEMO
南アルプスの山々も見ることが出来るお城。

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