駿河 阿野氏館


お城のデータ
所在地 静岡県沼津市井出字馬場
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 居館 築城者: 阿野氏 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
( 大泉寺山門 )
 阿野氏館は、現在の大泉寺境内となっている地に築かれていた。大泉寺の山門を入ると本堂左手、竹藪となっているところには土塁が残っている。この土塁は寺の南面を東西に続いており、鎌倉時代から残る土塁かと思うと感慨深いものがある。ただ、堀が残っていると資料にあったが確認することができなかったのは残念。


歴     史
( 本堂左手に残る土塁 )
 阿野氏館は、鎌倉時代に阿野全成によって築かれた。全成は、幼名を今若、源義経の同母兄。鎌倉幕府成立後、兄源頼朝から駿河阿野荘にて所領を与えられた。

 建仁3年、執権北条一族専横に対して挙兵を画策したが捕らえられ下野にて殺された。全成の子阿野時元も承久3年に挙兵したが執権北条義時により一族共々滅ぼされた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線沼津駅〜バス/東井出
 車 : 東名沼津IC〜国道246号線〜県道22号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
源義経の兄阿野全成の居館。

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