常陸 安良川城

お城のデータ
所在地：	茨城県高萩市安良川
遺　構：	曲輪、土塁
形　式：	丘城	築城者：	宇佐美祐茂	築城年代：	鎌倉時代

見　ど　こ　ろ

（ 小学校背後の土塁状地形 ） 　安良川城は、花貫川左岸に位置する高萩台地が半島状に突き出した先端部を利用して築かれている。現在は高萩小学校の敷地となっていて、小学校建設に伴い殆どの遺構は消滅してしまった。 　しかし、隣接する高萩八幡宮境内東側辺りには、小学校の校舎北側を取り囲むように土塁の名残とも思える地形が残っている。また、小学校東側にもかつての段曲輪の名残と思える地形を確認することができた。

歴　　　　　史

安良川城は、鎌倉時代に宇佐美祐茂によって築かれた。祐茂は治承4年に源頼朝による佐竹隆義討伐後に頼朝から那珂郡・多可郡の地頭とされた工藤祐経の一族で、安良川城を築いてこの地に土着した。その後、宇佐美氏は、佐竹氏に重臣大塚氏の家臣となっていた。慶長元年に大塚氏は陸奥折木城へ移った際に安良川城は廃城となった。

お城へのアクセス
鉄　道：	ＪＲ常磐線高萩駅〜バス／高萩小学校前
車　：	常磐道高萩ＩＣ〜県道67号線〜県道111号線〜国道461号線
駐車場：	高萩八幡宮の参拝者用無料駐車場を利用

ひとくち ＭＥＭＯ

江戸時代には水戸藩高萩奉行所安良川組の陣屋として利用されたお城。

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