讃岐 麻 城


お城のデータ
所在地 香川県三豊市高瀬町上麻
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 近藤国久 築城年代: 戦国時代


見 ど こ ろ
 麻城は、東西に延びた丘陵の西先端部に築かれた城だ。駐車場から西に向かって登城道を少し上ると東西両方向の尾根筋を二筋の堀切で切り取ったコブ状の外曲輪があり、ここに案内板がたてられ、土塁も残っている。

 外郭との間にある堀切から尾根筋に六段の曲輪が配置され、城山山頂部に主郭がある。主郭は周囲の木々が切り払われ、北側に朝日山の麻口城天守を一望することができる。 


歴     史
 麻城は、戦国時代に近藤国久によって築かれた。国久は、獅子の鼻城主大平国祐の弟で麻を領して「麻殿」と呼ばれ、天霧城主香川氏に臣従していた。天正6年頃、長宗我部元親による西讃岐侵攻により麻城も落城し、城主国久も討ち死にした。


お城へのアクセス
鉄 道: JR予讃本線高瀬駅〜バス/原下
 車 : 高松道さぬき豊中IC〜県道24号線
駐車場: 麻城の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
小振りなお城だが見どころ満点。
  • 麻城の縄張り図(現地案内板より)
  • 麻城の登城口
    麻城は、県道23号線三豊町下麻の交差点(すぐ西側に麻口城模擬天守が見える)から23号線を東へと約3km程進むと両側に小高い丘陵に囲まれた谷間に入る。この谷の北側の丘陵に麻城があり、途中麻城への道しるべが2ヶ所ある。2ヶ所目の道しるべを左折して道なりに丘陵へと登ると左手に道しるべがあり、ここを果樹園へと登る。

    ここから道なりに進むと途中丘陵のピークを過ぎ、竹藪へと進むと分岐点があり、ここを道しるべに従って右折、道なりに進むと狭いながら麻城の駐車場に到着。(但し、軽四クラスか小さめの普通車ならOK、3ナンバーの車は横っ腹に傷を付ける可能性大)

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