武蔵 足利基氏館


お城のデータ
所在地 埼玉県東松山市岩殿字由免
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 居館 築城者: 足利基氏 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
( 館東側の堀跡 )
 足利基氏館は、東松山市教育委員会が作成した館の説明板に「豪族の居館を利用・・・」と書かれていたが、居館の規模はさほど広くなく地元豪族の居館利用とするのも理解できる。

 九十九川左岸に向けて高代台地のなだらかな丘陵の斜面を利用して築かれていて、岩殿会館から東側にある住宅地一帯が居館跡だ。背後の丘陵斜面上からコの字に土塁と堀で居館を囲った縄張りとなっている。背後の斜面だけでなく、西側の土塁や空堀、東側の堀跡なども道路沿いから遺構確認することができた。

歴     史
 足利基氏館は、鎌倉時代に足利基氏によって築かれた。足利尊氏の次男で鎌倉公方に任じられた基氏が、貞治2年に反乱を起こした下野宇都宮氏の一族芳賀高貞との岩殿山合戦に際してこの館に布陣したとされ、基氏が長期に滞在するために築いたのではなく、地元豪族の居館を陣屋して利用したものと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: 東武東上線高坂駅〜バス/物見山登山口
 車 : 関越道東松山IC〜国道254号線〜国道407号線〜県道212号線
駐車場: 岩殿会館の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
関東公方足利基氏が合戦時に布陣したとされる居館。

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