下野 足利氏館


お城のデータ
所在地 栃木県足利市家富町
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 居館 築城者: 足利義兼 築城年代: 文治年間


見 ど こ ろ
 足利氏館は、現在は鑁阿寺の境内となっている。高々と築かれた土塁、その外側には満々と水をたたえた堀が寺の周囲に巡らされ、足利義兼が居城した往時のままの姿を今に伝えてる。

 足利氏館は、鎌倉時代によく見られる豪族の居館と同じく単郭式縄張りと考えられるが、堀の外側に現在の居館跡を取り囲む様な外郭があったとも推定されているとか。居館跡に建立された鑁阿寺は、義兼の子足利3代義氏によって建立され、義兼の法号から寺号がつけられた。現在の残る東門と西門は鎌倉時代に建てられた門だ。


歴     史
( 鑁阿寺東門 )
 足利氏館は、文治年間頃に足利義兼によって築かれた。源義家の三男義国が足利荘を領し、義国の長男義重が新田氏を称し、次男義康が足利(源姓)氏を称した。

 義康の三男義兼が、義康の跡を継ぎ、源平争乱では源頼朝に従い戦功を挙げ、養和元年には頼朝の計らいにより、北条政子の妹時子を正室に迎えている。以後、足利氏は有力御家人として勢力を拡張、8代尊氏が鎌倉幕府倒幕の兵を挙げ、室町幕府を開いた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR両毛線足利駅〜約徒歩10分
 車 : 東北道佐野藤岡IC〜国道50号線〜国道293号線
駐車場: なし(鑁阿寺北門前に駐車スペース3台程度あり)


ひとくち MEMO
足利氏の本拠として建てられた居館。

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