豊前 田丸城


お城のデータ
所在地 大分県中津市福島字寺内
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 福島祐斉 築城年代: 文明9年


見 ど こ ろ
 田丸城は、現在の長久寺境内となっている一帯に築かれている。訪れた時、寺の山門が修理中であったが山門前に案内板が立てられていた。

 城の縄張りは、東西130m×南北160mの長方形の方形居館形式で、南を除く三方にかつては居館を囲繞していた土塁が残っている。

 境内を取り巻く用水路はかつての堀の名残りで、境内の北側にある溜池も堀の一部とのこと。かつては二重の堀が巡らされていたと資料にはあったが、内側の堀は確認することが出来なかった。 


歴     史
 田丸城は、文明9年に福島祐斉によって築かれた。福島氏は、それまでの代々の居城福島城を廃して田丸城を築いて居城を移した。福島氏は、天正7年に野仲鎮兼が大友氏に叛旗を翻した際には大友氏方に与して野仲氏と戦っている。天正16年に黒田孝高が豊前に入国した時、黒田氏に抵抗して田丸城は攻め落とされている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線中津駅〜バス/長久寺前
 車 : 東九州道中津IC〜中津日田道路伊藤田IC〜県道663号線
駐車場: 長久寺の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
かつては二重の堀が囲繞していた国人福島氏の居城。

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