越後 南条館


お城のデータ
所在地 新潟県柏崎市南条字城の腰
遺 構 曲輪
形 式 居館 築城者: 毛利経光 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
 南条館は、戦国時代に中国地方の覇権を握った毛利元就のご先祖様が本拠とした居館だ。現在は佐橋神社の境内となっていて、本殿の前に城跡碑が立てられている。

 居館りは、小高い丘のピークを削平して佐橋神社本殿が建てられている曲輪、その西側に三段の曲輪が配された縄張りとなっている。地頭館として居館的な防備が脆弱なものではなく、城郭的な防御設備も施された縄張りから、確証はないが戦国時代にも使用され改修が施されたと考えられる。


歴     史
 南条館は、鎌倉時代に毛利経光によって築かれた。経光は、宝治元年に三浦の乱に荷担して父季光が敗死した時、越後に居たため佐橋庄と安芸吉田庄を安堵された。経光の跡は次男時親が継承するが、南北朝時代以後に安芸吉田へと本拠を移した。その後、室町時代には毛利一族南条修理が在城していた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR信越本線柏崎駅〜バス/上南条
 車 : 北陸道柏崎IC〜国道252号線〜国道251号線〜県道252号線
駐車場: 佐橋神社の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
越後毛利氏の本拠となった居館。

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