加賀 舟岡城


お城のデータ
所在地 石川県白山市八幡町
遺 構 曲輪、石垣、土塁、空堀
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 天正年間


見 ど こ ろ
 加賀一宮駅正面の舟岡山に舟岡城は築かれている。城跡への登城口は3ヵ所あるが、南側の登り口が一番分かり易く、この登り口には案内板がある。

 舟岡山頂の城跡は、一応道標などの整備はしているが鬱蒼とした木々と下草に覆われている。また、城跡からの眺めは極めて悪い。

 しかし、城の遺構は主郭(本丸・二の丸・三の丸等)を中心に良く残っていて、城の縄張り容易に知ることができる城だ。城の南側は自然の崖となっているが、主郭部には空堀が巡らされ、土塁や石垣が築かれている。特に、本丸周辺が見応えあり。  


歴     史
 舟岡山は、白山比盗_社の伝承によれば、心霊の初鎮の地と言われている。この舟岡山に城が築かれた年代は定かではないが、天正元年に越前朝倉義景が滅びると、加賀一向一揆は直接織田信長の攻撃にさらされることになり、この頃盛んに加賀国内要所の諸城を整備していることから、天正の初期に築かれたといえる。

 天正8年、織田信長による加賀一向一揆平定戦くり広げられ、この時舟岡城も落城した。天正12年、加賀石川・河北2郡を与えられた前田利家は、舟岡城に高畠石見を配置した。その後、一国一城令により廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 北陸鉄道石川線加賀一宮駅〜徒歩約10分(登り口)
 車 : 北陸道金沢西IC〜国道8号線〜国道157号線
駐車場: 白山比盗_社の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
白山比盗_社の隣の丘に見事に曲輪が残っている山城。

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