薩摩 淵上城


お城のデータ
所在地 鹿児島県薩摩川内市楠元町宝岩
遺 構 曲輪、空堀跡
形 式 丘城 築城者: 渋谷氏 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
 淵上城は、川内川が「Uの字」型に蛇行して樋脇川と合流する左岸に南北に細長く伸びる丘陵(ちょうど楠元地区公民館背後)に築かれている。縄張りは、「二つの曲輪があり、曲輪を分ける空堀が残る」と資料にはあったが、竹藪に覆われよく分からなかった。


歴     史
 淵上城は、別名楠元城と呼ばれ鎌倉時代中期に渋谷氏によって築かれた。暦応2年、渋谷重基は、相良・牛屎・菱刈氏らと共に守護島津貞久の入洛中を狙って居城碇山城を攻めたが、島津方に敗れ、この淵上城に退き籠もった。しかし、ここも島津氏によって攻められ落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR鹿児島本線薩摩川内駅〜バス/カオリン工場前
 車 : 南九州道薩摩川内都IC〜国道3号線〜県道394号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
入来院の北の防衛を担ったお城。

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