蝦夷 五稜郭


お城のデータ
所在地 北海道函館市五稜郭町
遺 構 曲輪、石垣、土塁、堀
形 式 稜堡式 築城者: 徳川幕府 築城年代: 安政4年


見 ど こ ろ
 五稜郭は、星形五角形をした本格的な「西洋式」の城である。大砲での攻防を当然主眼に置いた築城だけに、櫓や天守など高層建築物のない平面の城でもある。郭内には函館奉行所が置かれ、現在奉行所の建屋が復元されている。

 五稜郭タワーから見るにと、見事な5つの稜角を持つ五稜郭の全容を見ることが出来る。大手口には三角形の馬出状堡塁の半月堡が築かれいる。他の虎口にも築かれる予定であったが、財政難のために大手虎口の1ヶ所だけとなった。


歴     史
 安政元年の神奈川条約によって函館を開港することになった幕府は、函館防衛のため新城築城を計画し、五稜郭が元治元年に完成した。幕府の財政難から安政4年に着工して以来8年の月日を要した。

 明治元年、江戸幕府が倒壊すると幕府海軍副総裁榎本武揚は、軍艦8隻を率い五稜郭を占拠して蝦夷共和国を宣言する。しかし、明治2年には明治新政府によって五稜郭は攻撃され、榎本武揚以下は降伏して函館戦争は終結した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR函館本線函館駅〜市電 or バス/五稜郭公園前
 車 : 函館港〜国道5号線
駐車場: 五稜郭タワー前の有料駐車場を利用


ひとくち MEMO
明治維新最後の戦いの舞台となった西洋式のお城。

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