三河 寺部城


お城のデータ
所在地 愛知県西尾市寺部町城越
遺 構 曲輪、土塁、堀切、竪堀
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 寺部城は、海岸線近くの舌状台地の地形を巧みに利用した城だ。現在、寺部城は公園として整備されていて、城の規模は小さいながらも、本丸には土塁が残り、二の丸・三の丸には切岸が良く残っている。本丸東側の空堀は現在遊歩道となっている。

 寺部城へは、幡豆町役場前の道を海側に「太山寺」の案内板に従って曲がり、坂道を上り詰めたところに寺部城の標識がある。


歴     史
 寺部城は、築城年代や築城者については定かではないが、永正11年に小笠原定政が早川三郎を敗って寺部城主となり、以後小笠原氏(定正−広政−重広−信元−信重)の居城となった。

 欠城(寺部城の西約800m磯城とも云われた)の小笠原氏(範安−安元−康次−広勝−広信)と共に永禄の初めごろまでは今川氏に従い、それ以後は徳川家康に属した。天正18年に家康の関東移封に従い小笠原氏も上総国周准郡で領地を賜り関東に移り、寺部城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 名鉄蒲郡線西幡豆駅〜徒歩約10分
 車 : 東名音羽蒲郡IC〜三河湾オレンジロード/蒲郡〜国道247号線
駐車場: 西尾市幡豆ふれあいセンターの無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
規模は小さいながらも遺構がよく残っているお城。

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