播磨 比延山城


お城のデータ
所在地 兵庫県西脇市比延町字城山
遺 構 曲輪、堀切
形 式 山城 築城者: 本郷直頼 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 訪れた時、西脇盆地は乳白色の山霧に覆われ、比延山(城山)山頂の城跡から、雲海の風景を見ることが出来た。各地の山城を訪れているが、こんな光景にはなかなかお目にかかれない。

 城山公園のグランドのはずれにある登山道口から山頂まで約40分。岩場と急斜面を設置されているロープを頼りに登る。汗水たらして登った甲斐があった。山頂からの眺めは最高だ。

 もっとも城の遺構となると、細長い尾根筋を削平して、北と南にそれぞれ曲輪群が配置されているが、削平自体非常に甘い。特に北の曲輪群は南北朝の築城時のままの姿とも云える。南の曲輪群は、室町時代に修築を受けていて、切岸もはっきりしていた。こちらの曲輪に比延山城の碑が建てられていた。


歴     史
 比延山城は、南北朝時代に赤松氏の一族本郷直頼によって築かれたと云われているが、詳細は不明。

 本郷氏は、直頼以後代々比延山城を居城としていたが、嘉吉の乱以後没落、復興後は比延山城には戻らなかったと云われている。(現地案内板:西脇市教育委員会 参照)


お城へのアクセス
鉄 道: JR加古川線比延駅〜バス/東中学校前
 車 : 中国道滝野社IC〜国道175号線〜県道294号線
駐車場: 城山公園の無料駐車場(30台程度)を利用


ひとくち MEMO
冬の晴れた朝、盆地には山霧が立ちこめ、雲海が見えるお城。

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