武蔵 比企氏館


お城のデータ
所在地 埼玉県比企郡川島町中山
遺 構 曲輪、空堀
形 式 居館 築城者: 比企氏 築城年代: 平安時代末期


見 ど こ ろ
 比企氏館は、現在の金剛寺境内となっている一帯に築かれていた。金剛寺の中興開基が比企則員とされ、居館跡に寺を再興したのだろうか。鎌倉時代に滅亡したと認識してた比企氏が戦国時代にこの地に居館を構えていたことに驚いた。(私の勉強不足を棚に上げて・・・)何処まで居館の遺構かは判別できなかったが、境内大日堂裏手に堀跡があった。

歴     史
 比企氏館は、平安時代末期に比企氏によって築かれた。建仁2年に比企の乱で滅んだ比企一族で比企能員の孫員茂は後に北面の武士となり、承久の乱後に佐渡へ移り寺泊兵衛尉と名乗った。員茂の子員長が比企中山の地に移って以降この地に居住した。戦国時代には上杉・北条氏に臣従し、比企政員−則員が居住していた。


お城へのアクセス
鉄 道: 東武東上線東松山駅〜バス/上中山
 車 : 圏央道川島IC〜国道254号線〜県道74号線
駐車場: 金剛寺の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
鎌倉時代に滅んだとされる比企氏が戦国時代までこの地を領していたとは・・・。

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