遠江 曳馬城


お城のデータ
所在地 静岡県浜松市中区元城町
遺 構 曲輪
形 式 平城 築城者: 今川氏親 築城年代: 大永年間


見 ど こ ろ
 曳馬城は、元城町の浜松城公園駐車場の東側にある東照宮の境内となっている辺り一帯に築かれていた。東照宮には城跡碑と案内板が立てられているだけで、今では城の遺構は何も残っていない。

 東照宮の辺りは周囲より一段高くなった丘で、ここに主郭を置いて、丘の東から南にかけて土塁と堀で囲繞した曲輪を配した平城であった。近世浜松城築城後も、浜松城の曲輪として利用され、主に米倉などが置かれたとか。


歴     史
 曳馬城は、大永年間に今川氏親によって築かれたと云われている。氏親の家臣飯尾賢連が城主となり、以後飯尾氏の居城となる。

 永禄3年の桶狭間の合戦で今川義元が討死して以後、永禄8年に城主飯尾連龍は今川氏真から叛旗の疑いをかけられ謀殺され、永禄11年には徳川家康によって攻められ飯尾氏は滅亡した。家康は、元亀元年に岡崎城から居城を曳馬城へと移し、城を大改修して「浜松城」へと改称した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線浜松駅〜バス/浜松城公園入口
 車 : 東名浜松IC〜国道1号線〜国道162号線
駐車場: 浜松城公園の有料駐車場を利用


ひとくち MEMO
浜松城の前身、今川氏が築城した「浜松城」。

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