大隅 平山城


お城のデータ
所在地 鹿児島県姶良市鍋倉
遺 構 曲輪、空堀、土塁
形 式 山城 築城者: 平山了清 築城年代: 弘安年間


見 ど こ ろ
 平山城は、空堀と自然浸食谷によって本の丸を中心に幾つもの曲輪が配置された城だ。しかし、ちょうど八幡神社の本殿裏手が主郭だが、どの曲輪も雑木林に覆われていて城の遺構を確認することは難しい。

 石清水善法寺了清(平山了清)によって勧進され平山城内に建立された帖佐八幡社と境内に植えられた大銀杏(天然記念物)が平山城の歴史を今に伝えている。


歴     史
 平山城は、弘安年間に石清水善法寺了清(平山了清)によって築かれた。了清は、京都石清水八幡宮の大隅国内の神領を管理するために下向し、平山姓を名乗り平山領の領家職となった。

 了清の子孫は代々平山城を居城としていたが、9代平山武豊は享徳年間に島津忠国に反抗したため指宿に移された。その後、島津季久−忠康、川上忠直、島津昌久、伊地知重辰、祁答院重武−良重と城主が替わり争奪戦が繰り広げられた。弘治元年に島津貴久によって攻められ落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線帖佐駅〜タクシー
 車 : 九州道姶良IC〜県道57号線〜国道10号線〜県道391号線〜町道
駐車場: 帖佐八幡神社の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
初代城主が植えたという大銀杏が今も残るお城。

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