常陸 神生館


お城のデータ
所在地 茨城県水戸市飯富町塙
遺 構 曲輪、土塁、堀跡
形 式 居館 築城者: 神生通朝 築城年代: 天正年間


見 ど こ ろ
( 現存する南端部の土塁 )
 神生館は、那珂川の支流藤井川と前沢川との合流地点から南側の台地端を利用して築かれている。

 神生館の規模や縄張りは、宅地・畑地・山林となっている現状からしてどの程度ものであったかは推測の域をでない。ただ、畑地には土塁や堀跡が南北に残っていて、確認できなかった山林部の遺構を含め三箇所点在する遺構を結ぶと約180mある。単郭とれば豪族居館として大きすぎ、副郭式の縄張りであったのではなかろうか。想像は膨らむばかり。


歴     史
 神生館は、天正年間に神生通朝によって築かれた。天正16年に江戸通純が家臣神生通朝の居館を攻めたが、その居館が神生館とされている。通朝は佐竹氏麾下の小野崎氏を頼ったことで江戸氏の内乱「神生の乱」と呼ばれる争乱が始まった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR常磐線水戸駅〜バス/下飯富
 車 : 常磐道水戸北SIC〜国道123号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
江戸氏の内乱「神生の乱」の舞台となった居館。

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