越前 細呂木館


お城のデータ
所在地 福井県あわら市細呂木
遺 構 曲輪、土塁
形 式 丘城 築城者: 細呂木氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 細呂木館は、江戸時代には福井藩の関所もあった北国街道の要衝細呂木宿の西端に位置する丘の上に築かれている。

 現在は春日神社の境内となっている館は、東から続く丘陵尾根筋とは「蓮如道」と呼ばれる古道の切り通りによって分離され東の備えともなっている。社殿北側の一段高い削平地が主郭部で、低いが土塁が囲繞している。社殿南側にも曲輪がありここが副郭であろう、ここにも土塁の一部が残存していた。


歴     史
 細呂木館は、築城年代は定かではないが細呂木氏によって築かれた。細呂木氏は、細呂木郷を本貫地とする国人で、城主として細呂木治部丞・細呂木薩摩守の名が伝わっている。

 明応3年、越前に侵攻した加賀一向一揆衆徒を朝倉勢が迎撃した際、細呂木氏も堀江景実らと共に高木口で一向一揆宗徒を敗走させている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR北陸本線細呂木駅〜バス/細呂木
 車 : 北陸道加賀IC〜県道61号線〜国道305号線〜県道29号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
加賀と越前の国境の要衝にあったお城。

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