羽後 払田柵


お城のデータ
所在地 秋田県大仙市払田字長森
遺 構 復元門、門跡、政庁跡
形 式 城柵 築城者: 不明 築城年代: 平安時代


見 ど こ ろ
 払田柵は、横手盆地の中央部にある真山・長森と二つ連なる小独立丘陵に築かれている。二つの丘陵を柵木で囲繞して東西南北にそれぞれ八脚門を設け、丘陵上には政庁が置かれ、政治・軍事を司った正殿などの建物があり、発掘調査によってその柱位置も明確になっている。

 丘陵南側の石段を下ったところに八脚門が内郭大手門とも云え、両脇を石垣で固めた堅牢な門であった。外郭南門(八脚門)と城柵が現在復元されていて、当時の城柵の姿を垣間見ることができる。


歴     史
 払田柵は、平安時代初期に出羽山本郡が設置され、その頃に築かれたとされている。払田柵の名称などこの柵について記す文献資料がなく、その築城時期等については諸説がある。

 払田柵は、中央政府(朝廷)による蝦夷地支配(陸奥・出羽)のために築かれた多賀城や秋田城と同様に政治と軍事の拠点であった古代城柵遺跡。


お城へのアクセス
鉄 道: JR奥羽本線大曲駅〜バス/中払田
 車 : 秋田道大曲IC〜国道105号線〜県道50号線
駐車場: 払田柵の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
出羽統治の拠点として築城された古代官衛城柵遺跡。

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