美濃 揖斐北方城


お城のデータ
所在地 岐阜県揖斐郡揖斐川町北方
遺 構 曲輪、堀切
形 式 山城 築城者: 吉田休三入道 築城年代: 建武・延元の頃


見 ど こ ろ
 揖斐川に沿って国道417号線を上流へと遡ると、北方の集落北側、揖斐川に突きだしたように円錐形の山が見える。この山の山頂部に北方城は築かれている。

 城山への登城口は2ヶ所あるが、一般的には北方小学校前の旧道から細いながらも舗装道が山頂まで通じている。山頂の主郭部は、城山公園となっていて春には桜の名所とか。この山頂部の主郭を中心に各所に削平地は残っていて、中腹部で堀切を見ることが出来るが、土塁などの遺構は確認出来なかった。


歴     史
 北方城は、建武・延元の頃に吉田休三入道によって築かれたと云われている。

 建武3年、後醍醐天皇が比叡山に行幸され再度挙兵された。越前金ヶ崎城が落城したのち、新田氏の一族堀口貞満は根尾谷城に退き、根尾貞氏・山本貞元・山岸光頼らと呼応して吉田入道も南朝方に与し、北朝方の土岐氏と戦った。その後、この城の歴史がどのようになったのかは定かではない。


お城へのアクセス
鉄 道: 名鉄揖斐線本揖斐駅〜バス/北方平
 車 : 名神大垣IC〜国道417号線
駐車場: なし(山頂に駐車スペースあり、約2台程度)


ひとくち MEMO
円錐状の山に築かれ、今は桜の名所となっているお城。

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