日向 飯野城


お城のデータ
所在地 宮崎県えびの市原田字城内
遺 構 曲輪、土塁、石垣、竪堀
形 式 山城 築城者: 真幸兼幸 築城年代: 建久年間


見 ど こ ろ
 飯野城は、西に4km程離れたところにある加久藤城と一対となった城だと云える。搦手口から山沿いに加久藤城へと連絡路があったとか。

 飯野城は、南に川内川が東西に流れる丘陵の先端部に築かれた城だ。縄張りは、本丸・二の丸・三の丸の大きな曲輪と物見曲輪等の小曲輪が配置されていた。現在、亀城公園として本丸と物見曲輪が整備されていて、本丸・物見曲輪に土塁が残っていた。


歴     史
 飯野城は、建久年間に真幸兼幸によって築かれた。その後北原氏の持城となった。

 永禄5年に北原氏滅亡した後、永禄7年に島津義弘が城主となった。豊臣秀吉の九州征伐後は、義弘の嫡男久保が城主となった。文禄2年、島津久保は朝鮮出陣中に病死し、以後島津宗家領となったが、元和元年の一国一城令により廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR吉都線えびの飯野駅〜バス/飯野
 車 : 九州道えびのIC〜国道268号線〜国道221号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
長い間、島津義弘の居城となったお城。
  • 飯野城の登城口
    飯野バス停前にあるコンビニストアーのある交差点を東に進み、次の交差点を北へと左折する。川内川を渡り終えて、左折し直ぐにグランド方面へと右折する。このグランド入口に車を置き、真っ直ぐ北へと約300m程進むと縄張り図付の案内板がある。もう迷うことはない。

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