周防 磯兼氏館


お城のデータ
所在地 山口県大島郡周防大島町外入
遺 構 曲輪、石垣
形 式 居館 築城者: 磯兼景綱 築城年代: 元和年間


見 ど こ ろ
 磯兼氏館は、白木山から西側へと派生する丘陵の先端部に築かれ、外入地区を見下ろす高台となっていて、この地の領主が居館を構えるのには最適の場所と云える。

 磯兼氏館は、南北約100m×東西約60mの長方形をした居館形式の縄張りで、現在は果樹園と畑地となっている。県道と農道の拡張工事により遺構の一部が破壊されているが、居館東面の二段に分かれて積まれた石垣が残っている。館の北側には寺屋敷と呼ばれる一画があり、ここも石垣が築かれている。寺屋敷前に磯兼氏館の案内板が立てられていた。 


歴     史
 磯兼氏館は、元和年間に磯兼景綱によって築かれた。磯兼氏は、小早川隆景の家臣末長氏が磯兼氏を称し、天文24年の厳島合戦の戦功により元和年間に磯兼景綱の頃に外入の地に居館を構えた。

 慶長5年に毛利輝元が関ヶ原後に防長二国に減封となった際、磯兼氏は領地変えにより三田尻警固町へと移った。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線大畠駅〜バス/周防下田〜バス/三下
 車 : 山陽道玖珂IC〜国道437号線〜県道108号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
外入地区を見下ろす高台に築かれた領主の居館。

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