上野 板鼻城


お城のデータ
所在地 群馬県安中市板鼻町
遺 構 曲輪、横堀、堀切
形 式 丘城 築城者: 武田信玄 築城年代: 永禄年間


見 ど こ ろ
 板鼻城は、碓井川左岸に向けて天神山から伸びる丘陵の先端部を利用して築かれている。安中老人福祉センター・板鼻児童公園(小丸田曲輪跡)の西側に広がる丘陵全体が板鼻城の城域となっている。

 現在は山林・果樹園・太陽光発電設備の敷地となっている。送電線鉄塔が建てられている曲輪が主郭、ここを中心に渦巻き形に曲輪が配置されてた縄張りとなっていて、城跡を東西に貫通している道路沿い堀の遺構を見ることができる。


歴     史
 板鼻城は、築城年代や築城者に諸説あり定かでない。永禄年間に箕輪城主長野業正が築いて後閑城主依田光慶を板鼻城へ移したとも云われてい。しかし、武田氏と長野氏は3度板鼻で戦い、永禄9年の若田原の合戦には板鼻城は無く、長野氏による築城説は否定されている。むしろ永禄9年に長野業盛を滅ぼした武田信玄が板鼻城を築かせ、依田肥前守を守将とした説が一番有力な説となっている。

 天正10年に武田氏滅亡後は北条氏の支配下に入り、天正18年の小田原征伐時には上杉景勝に攻められ落城しその後廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR信越本線安中駅〜バス/古城団地
 車 : 関越道高崎IC〜県道27号線〜国道18号線〜県道26号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
東山道と鎌倉街道の分岐点を抑えたお城。

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