信濃 市田陣屋


お城のデータ
所在地 長野県下伊那郡高森町上市田字原町
遺 構 曲輪、石垣
形 式 陣屋 築城者: 阿部正備 築城年代: 弘化3年


見 ど こ ろ
 市田陣屋は、上市田字原町にある伊勢神社境内南側の宅地(4軒)が陣屋のあった場所だ。ちょうど町道が陣屋を東西に分断した格好になっている。

 町道脇に陣屋跡の標柱が立てられているが、この標柱のある所にかつて陣屋門が建てられいた場所だ。ここから東側へと陣屋の石垣が今も良く残っている。また、町道脇の民家宅地内に陣屋井戸の石碑が建てられていた。


歴     史
 市田陣屋は、弘化3年に陸奥白河藩の采地陣屋として築かれた。この地は、江戸時代を通じて飯田藩の所領であったが、弘化2年に飯田堀家が1万石を減封になった。

 翌年に堀氏減封分を合わせた13,874石が白河藩領の飛び地領となった。白河藩は、以後采地陣屋に代官を置き明治に至った。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線市田駅〜徒歩約30分
 車 : 中央道松川IC〜県道15号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
陸奥白河藩の采地陣屋。

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