三河 岩広城


お城のデータ
所在地 愛知県新城市富沢字破城
遺 構 曲輪、土塁、堀跡
形 式 平城 築城者: 設楽重清 築城年代: 正和元年


見 ど こ ろ
 岩広城は、豊川と半場川の合流点に突き出した河岸段丘の先端部を利用して築かれている。 

 三方が河岸崖となっていて、北側に幅の広い堀(現在は水田)を掘り、その堀には土橋を設けている。土橋の城内側は桝形虎口となり、土塁の一部が残存して、虎口を曲がった所に案内板と標柱が立てられていた。


歴     史
 岩広城は、正和元年に設楽重清によって築かれた。設楽氏は、岩広城を本拠に川路城来迎松城などを支城として勢力を誇り、戦国時代の永禄4年に設楽貞通は徳川家康に臣従している。 

 天正18年に家康の関東移封に従い、武蔵埼玉郡内へ移り旗本となっている。貞通の子貞信が、所領の一部を設楽郡内に与えられ竹広陣屋を築いた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線茶臼山駅〜徒歩約20分
 車 : 新東名新城IC〜国道151号線〜県道439号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
新城に勢力を誇った設楽氏の本城。

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