伯耆 石井垣城


お城のデータ
所在地 鳥取県西伯郡大山町石井垣
遺 構 曲輪、土塁、空堀、土橋
形 式 丘城 築城者: 糟屋氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 石井垣城の現状は、広い松檜の造林地と春日神社の境内となっていて、その城域はかなり広い。

 石井垣城の縄張りは、甲川に面して本丸・二の丸が設けられ、西側に春日神社境内となっている曲輪、そして鷺池北側に曲輪を配置し、全部で7つの曲輪からなり、複郭式の遺構が完存している。

 春日神社から搦め手の土橋を渡り二の丸虎口へと進む。この辺りなかなか見応えのある遺構が、林の中に眠っていた。ただ、訪れた時期が悪く、夏草をかき分けながらの遺構探し。下草の少ない時期にもう一度訪れてみたい城だ。


歴     史
 石井垣城の築城年代は定かではないが、南北朝初頭に船上山で名和氏が挙兵した頃、石井垣城には、敵対する伯耆守護代糟屋元寛が在城していた。

 粕屋氏滅亡後、南北朝時代中期に箆津敦忠が城主になり、以後箆津氏が代々居城していた。その後、この城の歴史の詳細は伝わっていない。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線中山口駅〜バス/潮音寺
 車 : 米子道米子IC〜国道9号線〜県道239号線
駐車場: なし。(春日神社南側に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
複郭式の遺構が完存しているお城。

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