磐城 金山城


お城のデータ
所在地 宮城県伊具郡丸森町金山字黒森
遺 構 曲輪、石垣、土塁、空堀
形 式 山城 築城者: 井戸川将監 築城年代: 永禄年間


見 ど こ ろ
 
 金山城は、阿武隈川南岸に位置する独立丘陵に築かれた城だ。丸森から相馬に至る街道(国道113号線)が城の西側に沿って通じてる交通の要所を押さえる城であった。

 金山神社から米倉跡を経て三の丸大手埋門と土塁を見て不動堂へ、そこから更に埋門を経て二の丸に至る。二の丸は、本丸を取り囲む腰曲輪様式の曲輪だ。

この二の丸東側に回り込むと、かつては多聞櫓と二層櫓が建ち並んでいた本丸石垣を見ることができる。要害と称して元和の一国一城令で破却もせず、多聞櫓で固めた本丸を持つ山城が明治まであったとは・・・。 


歴     史
( 移 築 門 )
 金山城は、永禄年間に井戸川将監によって築かれた。伊具郡は、伊達・相馬両氏の紛争地帯で、永禄9年に金山・小斎が相馬氏の支配下に入り、井戸川将監が守備していた。

 天正4年から伊達輝宗は伊具郡の所領奪回戦を開始し、天正10年から12年にかけて伊達輝宗・政宗父子はこの地の奪回に成功した。伊達政宗は、伊具郡奪回戦に戦功のあった中島宗求に金森城を与えた。中島氏は、2,000石を領してこの地を動くことなく代々金山要害の城主として明治を迎えた。


お城へのアクセス
鉄 道: 阿武隈急行鉄道丸森駅〜バス/金山町
 車 : 東北道白石IC〜国道4号線〜国道113号線
駐車場: 金山神社の参拝者用無料駐車所を利用


ひとくち MEMO
明治まで存続した戦国の山城。
  • 金山城城門の移築先
    個人宅 宮城県伊具郡丸森町金山(金山城下武家屋敷の一角にある民家) 
      

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