磐城 常盤城


お城のデータ
所在地 福島県田村市常葉町常葉字舘
遺 構 曲輪、堀切、土塁、模擬天守
形 式 山城 築城者: 熊谷直則 築城年代: 文永11年


見 ど こ ろ
 常盤城は、常葉市街を見下ろす館山に築かれた城だ。城跡一帯は、館山公園として整備され二層の模擬天守が建てられいる。

 城の縄張りは、館山山頂部に本の丸を置き、三方に延びる尾根筋を利用して、北に北の出丸、東に二の丸、西に三の丸を配置し、各曲輪にはそれぞれ大小の腰曲輪などの曲輪が更に設けられた曲輪群を形成している。

 公園化によって多少遺構は消滅しているかもしれないが、実際のところは判断しがたいが、公園化されている部分以外にも雑木に埋もれた曲輪も多々あり、幾多の遺構が残っていると思われる。本丸と北の出丸の間には堀切があり、簡単に遺構確認することができる。


歴     史
 常盤城は、文永11年に熊谷直則によって築かれたと云われている。その後、播磨赤松氏の一族常葉顕則が城主となり天正年間5代貞久まで居城した。

 常葉貞久の隠遁後、石沢修理亮が城主となったが、天正17年に三春城主田村清顕没後、田村氏家督相続をめぐる内紛に乗じて田村領侵略を目指す相馬義胤によって攻められ落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR磐越東線船引駅〜バス/常葉中町
 車 : 磐越道船引三春IC〜国道288号線
駐車場: 館山公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
阿武隈山系の小さな盆地を見下ろす模擬天守のあるお城。

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