山城 男山城(石清水八幡宮)


お城のデータ
所在地 京都府八幡市八幡高房
遺 構 なし。
形 式 山城 築城者: 後村上天皇 築城年代: 文和元年


見 ど こ ろ
( 橘本坊と井関坊の間にある石垣 )
 男山は、宇治川・桂川・木津川の合流点近くにあり、淀川を挟んで山崎天王山と相対する交通・軍事の要衝の地にあり、貞観元年に豊後宇佐八幡宮から八幡神を勧請した石清水八幡宮が鎮座する。後村上天皇行宮所は、石清水八幡宮祠官田中定清邸が当てられたと考えられている。

 男山の石清水八幡宮境内には、本殿から東の山腹にかけて「男山四十八坊」と呼ばれる坊跡が並び、参道をに面して石垣が連なっている。

 中でも、徳川将軍家祈願所であった豊蔵坊は規模も石垣も立派で城郭を彷彿させる。足利将軍家祈願所橘本坊と井関坊との間にある石垣は、境内の中でも古い様式を残してしるとか。


歴     史
( 石清水八幡宮本殿 )
 文和元年二月に後村上天皇が石清水八幡宮が鎮座する男山に陣取り、行宮を男山城と称され、南朝方の興廃をかけた合戦は足利義詮に勝利した。

 しかし、三月には足利義詮は京を奪い返し、南朝方は再び男山城へと退いたが、北朝方の攻撃を受け落城、後村上天皇は再び吉野賀名生へと逃れた。

お城へのアクセス
鉄 道: 京阪電鉄京阪本線八幡市駅〜徒歩約5分
 車 : 京滋バイパス久御山淀IC〜府道81号線〜府道13号線
駐車場: 石清水八幡宮の参拝者用有料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
南北朝時代に南朝の興廃をかけた合戦の舞台となったお城。

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