大和 秦楽寺城


お城のデータ
所在地 奈良県磯城郡田原本町秦庄
遺 構 環濠
形 式 平城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 土蔵造りの山門 )
 秦楽寺城は、大和の平野部に数多く残る環濠集落が城砦化された一例で、笠縫駅北西部に位置する秦楽寺境内を中心とする環濠集落だ。城の遺構は、秦楽寺境内北側に環濠が良く残っている。また、集落の西側から南側にかけて環濠が用水路となって残っていた。

 城の中心となった秦楽寺は、大化3年に秦河勝によって創建された古刹だ。秦氏の居住地が寺のある秦庄で、猿楽大和四座の金春屋敷が秦楽寺門前にあったとか。また、金春氏が秦河勝の末裔と称している。 


歴     史
( 秦楽寺北に残る環濠 )
 秦楽寺城は、築城年代や築城者は定かでないが、戦国時代の元亀元年に松永久秀がこの秦楽寺城へ進出して、十市郷の焼亡を指揮している。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄橿原線笠縫駅〜徒歩約10分
 車 : 西名阪道郡山IC〜国道24号線
駐車場: 秦庄地区公民館の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
猿楽大和四座の金春屋敷があったと云われてるお城。

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