遠江 釜原城

お城のデータ
所在地： 静岡県御前崎市新野字中尾
遺　構： 曲輪、堀切、土塁
形　式： 山城 築城者： 不明 築城年代： 不明


見　ど　こ　ろ
　釜原城は、中尾地区の西側に見えるＮＴＴ電話中継塔がある東西に伸びる丘陵に築かれている。

　釜原城の縄張りは、ＮＴＴ電波塔がある場所が二の曲輪で、浅くなった箱堀状の堀切を隔てて一の曲輪がある。どちらの曲輪も近年まで茶畑であったようだが、現在は公園化されていた。

　遺構は、茶畑になった際に曲輪内の遺構は消滅してしまったようだが、一の曲輪から北側に伸びる三つの尾根にはそれぞれ二重の堀切が施されて、西の出丸に通じる尾根には大堀切と呼ばれる堀切と土塁が残っていた。


歴　　　　　史
　釜原城は、築城年代や築城者は定かでない。山田ヶ谷の聖道寺の伝わる「正道寺縁由記」には釜原城は南北朝初期の戦いで落城したと云う伝説がある。また、一説には戦国時代の築城で、新野氏一族が城主であったとも考えられている。


お城へのアクセス
鉄　道： ＪＲ東海道本線菊川駅〜バス／新野
　車　： 東名菊川ＩＣ〜県道37号線
駐車場： 釜原城の無料駐車場を利用


ひとくち ＭＥＭＯ
二の曲輪にはＮＴＴの電話中継塔が建てられているお城。

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