周防 上関宰判勘場



お城のデータ
所在地 山口県熊毛郡田布施町麻郷
遺 構 なし。
形 式 代官所 築城者: 長州藩 築城年代: 正保3年


見 ど こ ろ
( 四代の勘場跡 )
( 長島の勘場跡 )
 上関宰判勘場は、伊予灘に面した四代地区を見下ろす高台に設置され番所も併設された。四代地区浄化センター(旧四代小中学校グランド)南側の坂道脇に石碑が立てられている。

 勘場は上関御茶屋に隣接した上関長島地区へと移された。現在の上関町保険センターの敷地となっている一帯で、「越荷会所跡」の石碑が建てられていた。

 上関から移設された勘場は、「麻郷勘場」とも呼ばれ、現在は米出交差点脇にあるコンビニ駐車場西側の旧家敷地となっていて、民家の石垣は後世のものだ。石垣の脇に傾いた「上関宰判勘場」と書かれた標柱が立てられていた。


歴     史
( 麻郷の勘場跡 )
 長州藩は、藩内統治のため周防で9区・長門で8区の行政区に分け宰判勘場(代官所)を設置した。

 上関宰判勘場は、正保3年に長島四代に設置され、熊毛郡東南部と大島郡上関・祝島・牛島・佐合島を管轄した。その後まもなく長島の上関御茶屋に隣接した地へと移され、元禄年間に麻郷へと勘場が移されて以後、明治までこの地方を管理支配した。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線柳井駅〜バス/米出
 車 : 県道8号線〜県道23号線〜県道164号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
周防灘海運の要衝に設けられた三関の一つ上関を管轄した代官所。

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