日向 紙屋城


お城のデータ
所在地 宮崎県小林市野尻町紙屋字城原
遺 構 曲輪、空堀、土塁
形 式 山城 築城者: 紙屋氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 紙屋城は、秋社川と高岡町と野尻町の境界となっている深い谷に三方を囲まれた丘陵に築かれている。本丸と二の丸が丘陵先端部に置かれ、丘陵部には何筋もの空堀が掘られ背後を固る縄張りとなっている。

 現在、本丸・二の丸とも畑となっていて、車で行くことができるがUターンするのに苦労させられた。また、途中、第2の空堀が発掘調査に基づいて復元されている。


歴     史
 紙屋城は、築城年代は定かではないが紙屋氏によって築かれたと考えられる。天文年間は伊東48城の一つに数えられ、米良主税助が城主であった。天正5年、内山城主野村刑部少輔、野尻城主福永丹波守が島津氏に寝返った時、米良主税助もまた島津氏へ寝返った。

 天正6年、大友氏を頼った伊東義祐、大友宗麟との島津氏の決戦では、島津義久と義弘がこの紙屋城にて合流した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR吉都線小林駅〜バス/漆野原
 車 : 宮崎道高原IC〜県道29号線〜国道268号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
畑の中に見事な空堀と土塁が残っているお城。
  • 紙屋城の登城口
    国道268号線沿いの紙屋小学校から宮崎方面へ国道を進み、漆野原バス停のある交差点を右折する。ちょうど右側の鉄工場があり、工場端の小さな交差点を右折。ともかく真っ直ぐに道なり1km程で第2の空堀が現れる。

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