羽後 上総介館


お城のデータ
所在地 秋田県大仙市協和中淀川字千着
遺 構 曲輪、堀切
形 式 平山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 上総介館は、淀川東岸の北から南西に伸びる河岸段丘の南端部を利用して築かれている。城の縄張りは、北側の丘陵との間に堀切(現在道路となっていて切り通し状態)を設け、城域を背後の丘陵から独立させている。

 主郭には、十羅刹を祀る小さな社殿が建つ主郭と南端部に二段の小曲輪があるが、城域の丘陵全体が雑木とブッシュに覆われ、荒れるままになっている。


歴     史
上総介館は、築城年代や築城者については定かでないが、戸沢三十五城の一つに数えられている。天文14年に秋田氏によって攻められ落城、同16年に戸沢道盛が奪い返すなど戸田氏と秋田氏による攻防戦が繰り返されたが、天正18年に豊臣秀吉の奥州仕置によって廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR奥羽本線羽後境駅〜バス/千着
 車 : 秋田道協和IC〜国道341号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
秋田氏と戸沢氏とが争奪戦を繰り広げたお城。

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