信濃 下之城


お城のデータ
所在地 長野県東御市下之城字本下之城
遺 構 曲輪、土塁
形 式 平城 築城者: 望月氏 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
 下之城は、望月氏初期の居城と云われ、後にこの城から望月城へと移った後も、望月氏にとって重要な城であったことから、望月城(上之城)に対して「下之城」と称された。

 下之城は単郭の縄張りだが、U字形に蛇行した鹿曲川へ突き出した河岸段丘先端部を利用して築かれている。現在城神社境内となっているところが馬出となり、東に開かれた虎口を固めこの東面には土塁が約40mにわたって残っていた。


歴     史
 下之城は、鎌倉時代後期に望月氏によって築かれたと考えられている。望月氏は、信濃十六牧の一つ望月之牧の牧監で佐久郡北部に勢力を持っていた。天正12年に望月盛昌は武田晴信に降り、盛昌−盛時と仕えた。盛時が永禄4年の川中島の合戦で討死し、娘婿の武田信繁の次男信雅が継いだ。


お城へのアクセス
鉄 道: しなの鉄道田中駅〜バス/下之城
 車 : 上信越道東部湯の丸IC〜県道81号線〜県道422号線〜県道166号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
佐久の北部に勢力を誇った望月氏初期の居城。

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