信濃 駒場城


お城のデータ
所在地 長野県下伊那郡阿智村駒場城山
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 林氏 築城年代: 応永年間


見 ど こ ろ
 駒場城は、阿知公園として整備され、曲輪の先端部を周り堀切を渡り、細い道だが車で登ることが出来る。(途中、堀切部を通過する時は脱輪の恐怖を感じ、曲輪横を通過する時に車の底を擦りそうになるけれど・・・。)

 駒場城は、城山から阿知川に沿って伸びる尾根筋の先端部に築かれている。眼下には阿知川と三州街道を一望することが出来、この地が交通の要衝を押さえる絶好の場所にあることがよく分かる。

 駐車場から2条の堀切を経て主郭へと登る。主郭は結構広い。この主郭から南北の斜面には幾段もの小曲輪が階段状に配されている。この城の見どころは、主郭から城山山頂部までの尾根筋を5条の堀切で断ちきっている防御ラインだ。中世山城好きには堪らない遺構だ。


歴     史
 駒場城は、応永年間に林氏によって築かれたとの伝承がある。その後、天文年間に武田氏が修築した。元亀4年、上洛の途についた信玄が病の為信濃へと撤退する途中、この駒場にて死去した。(浪合や根羽とする説もある)

 天正10年、織田信長が武田勝頼の領国信濃へと攻め入った。信長は、川尻秀隆に命じて駒場城を修築させていたと推定されている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線飯田駅〜バス/役場入口
 車 : 中央道飯田山本IC〜国道153号線
駐車場: 阿知公園の無料駐車場を利用(3台程度駐車可)


ひとくち MEMO
武田信玄終焉の地に建つお城。

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