紀伊 小松原館


お城のデータ
所在地 和歌山県御坊市湯川町小松原
遺 構 曲輪、堀跡
形 式 居館 築城者: 湯川直光 築城年代: 天文18年


見 ど こ ろ
 小松原館は、御坊商工高校横にある湯川神社の境内に「小松原館」の石碑がある。また、社殿前の池が、館の堀の一部でもある。

 現在の神社の敷地からは想像できないが、戦国時代紀伊守護をも凌ぐ勢力を誇った湯川氏の居館であっただけに、御坊商工高・湯川中学の一帯が館の敷地であった。


歴     史
 小松原土居は、天文18年頃に亀山城主湯川直光が、「亀山城は寒風の吹く季節は住み難い」との理由から亀山の山麓に居館を構えたもので、亀山城の平時の居館であった。天正13年、湯川直春は豊臣秀吉の紀州征伐時に秀吉に従わなかったため、亀山城を秀吉の大軍によって攻められ、自ら城を焼き敗走した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR紀勢本線御坊駅〜徒歩約5分
 車 : 湯浅御坊道路御坊IC〜県道72号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
紀伊守護をも凌ぐ勢力を誇った湯川氏の居館。

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