信濃 堀之内城


お城のデータ
所在地 長野県小諸市大久保字堀ノ内
遺 構 曲輪、三日月堀、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 堀之内城は、布引城とも呼ばれ、御牧ヶ原台地の北端部から突き出した丘陵の先端部を利用して築かれている。三方は比高230mもある急な斜面となっていて、唯一細い尾根で繋がった台地部の比高は30m程しかない。

 それ故、細い尾根筋には2条の堀切が掘られ、更に(大手口には二重の三日月堀と土塁によって厳重な防備となっている。隣接する楽厳寺城との共通した縄張りだ。尚、現在の主郭は民家敷地と畑地となっていた。


歴     史
 堀之内城は、築城年代や築城者などは定かではないが、天文17年頃までに佐久を制した武田氏によって落とされ、城主布引雅朝は村上義清を頼っている。

 武田氏は、堀之内城を改修して望月新六、後に諏訪頼角を守将としている。布引雅朝は、その後武田氏に降り、永禄10年に楽厳寺雅方らと共に武田氏に忠誠を誓う起請文を書いている。


お城へのアクセス
鉄 道: しなの鉄道小ゥ駅〜バス/諏訪山公民館
 車 : 上信越道東部湯の丸IC〜国道18号線〜県道153号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
布引氏の詰の城と云われているお城。

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