信濃 熊野城


お城のデータ
所在地 長野県伊那市長谷野瀬
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 市野瀬正保 築城年代: 応永年間


見 ど こ ろ
 熊野城は、三峰川と粟沢川との合流点西側に馬の背状の独立丘城山に築かれている。現在は城山公園となっていて、城山の北麓にある保育園跡地から遊歩道が山頂まで整備されてる。

 熊野城の縄張りは、山頂部に秋葉神社と金比羅神社と二つの社殿がある一の曲輪があり、虎口の両側には土塁が僅かだが残っていた。堀切を挟んで細長い二の曲輪を設け、二の曲輪の先の痩せ尾根には3条の堀切が設けられている。  


歴     史
 熊野城は、応永年間に市野瀬正保によって築かれた。その後、正保−正親−正久−久保−正光と五代に亘って居城したが、天文8年に武田氏に従って甲斐へ移り、後に一ノ瀬(市野瀬)直繁が城主となった。

 直繁は、天文18年に武田晴信による伊那侵攻に際し青柳峠の合戦で討死した。弘治2年に直繁の長子直長は武田氏に仕えこの地を領している。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線伊那市駅〜JRバス/高遠駅〜バス/上村
 車 : 中央道伊那IC〜県道87号線〜国道361号線〜国道152号線
駐車場: 城山公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
市野瀬を一望できる城山に築かれたお城。

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