遠江 黒田代官屋敷


お城のデータ
所在地 静岡県菊川市下平川
遺 構 長屋門、土塁、堀
形 式 平城式環濠館 築城者: 黒田義則 築城年代: 永禄年間


見 ど こ ろ
 黒田代官屋敷は、現在は少々観光化されているが、周囲を水濠が囲み、館内には低いが土塁がめぐらされて、戦国から続く館の雰囲気を今でも確実に伝えている。また、長屋門は、国の重要文化財に指定されている。


歴     史
 黒田代官屋敷は、永禄年間に黒田義則によってこの地に館が築かれた。義則は、当初今川氏に仕えたが、今川氏滅亡後は徳川家康に仕えた。小笠原長忠の組下として高天神城に籠城するが、武田勝頼に攻められ落城した。この時、黒田義則は在所に戻りここで没している。

 江戸時代になり、正保2年に三河岡崎城主本多利長は、庶兄助久に遠江城東郡内で4,560石を分知した。この時点で黒田氏が旗本本多助久家の代官となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線菊川駅〜バス/平田本町
 車 : 東名高速菊川IC〜県道37号線
駐車場: 黒田代官屋敷の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
周囲を水濠が囲み、土塁がめぐらされてた戦国から続く館。

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