長門 前大津宰判勘場


お城のデータ
所在地 山口県長門市東深川
遺 構 なし。
形 式 代官所 築城者: 長州藩 築城年代: 宝暦元年


見 ど こ ろ
( 三隅下の勘場跡 )
 前大津宰判勘場は、現在の長門市役所の位置に設置されていた。宰判勘場が深川の地に移されたことが現在の長門市の市街地の基礎となったようだが。現在は、市役所駐車場の一角に石碑が立てられているだけで、宰判勘場の遺構は何も残っていない。

 三隅下村の宰判勘場跡は、現在は民家敷地となっていて、明治時代までは池永屋敷・杉田屋敷と呼ばれ、深川に勘場が移転してから早い時期に民家敷地となったようだ。


歴     史
 長州藩は、藩内統治のため周防で9区・長門で8区の行政区に分け宰判勘場(代官所)を設置した。前大津宰判勘場は、慶安3年に大津郡東部と豊浦郡3村を管轄する宰判勘場として三隅下村(長門市三隅下字豊原)に設けられ、宝暦元年に深川村正明市に移された明治まで続いた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線長門市駅〜徒歩約10分
 車 : 中国道美祢IC〜国道435号線〜国道316号線
駐車場: 長門市役所の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
長門市市街地の発展の基礎となった代官所。

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