三河 丸根城


お城のデータ
所在地 愛知県豊田市野見町7丁目
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 丸根城は、矢作川が豊田の市街地を抜けて最も川幅の狭くなる通称「鵜の首」の東側にあり、台地の先端に位置している。城の北側は、台地に続く地形であるため、大きく空堀が巡らされている。南側は、小さな谷地形をそのまま利用した自然の堀となっている。

 城の大きさは、18,000u北・西・東の三方に空堀を巡らしている。主郭は、大きさ4,950u のほぼ長方形で、かつては館跡を思わせるコの字の土塁の痕跡があり、現在はその形に植栽を施し形だけだが復元している。北西隅には井戸址をふさいだ山の神を祀った祠がある。

 主郭の東側には、半月状の北曲輪がある。北曲輪は、幅10m、深さ6mの深い堀に取り囲まれており台地と城を分断している。主郭と北曲輪の間は、幅5m深さ4mに掘り割られ、この中を道路になっている。 

 また、城の南東、南西側の右図で着色されていない部は、後世の削平である可能もあり、現状では城の遺構か否か判断が難しい。堀と谷を巧みに使った堅固な構えの城は、矢作川の要地ににらみを利かせていた。(現地案内板より/豊田市教育委員会)


歴     史
 丸根城の築城年代は定かではない。丸根宗勝が城主であったこと、徳川家康が三河統一の過程で、丸根城を攻め落城させていることだけが分かっている。


お城へのアクセス
鉄 道: 名鉄三河線豊田市駅〜バス/神池町
 車 : 東名豊田IC〜国道155号線〜国道301号線
駐車場: なし。(丸根城址公園入口前に空き地あり。)


ひとくち MEMO
半月状の曲輪の周囲には深い空堀が見事に残るお城。

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