近江 津山城


お城のデータ
所在地 滋賀県甲賀市水口町下山字細佐
遺 構 曲輪、空堀、土塁
形 式 丘城 築城者: 津山氏 築城年代: 室町時代


見 ど こ ろ
 津山城は、思川に沿うように東西に伸びる丘陵の頂上部から東先端部にかけて築かれている。

 城の縄張りは、頂上部から馬蹄形の大空堀と土塁が主郭を取り囲み、更に土塁囲みの二の曲輪・三の曲輪が主郭東側に並列して置かれ、三の曲輪から一段下がって四の曲輪がある。主郭を取り囲む大空堀は見応えがあり、主郭背後の土塁の高さ(切込土塁)にも圧倒される。

 山麓にある四の曲輪は、土塁に囲繞された方形の曲輪で、南に虎口が開かれ居館形式で、平素の城主居館根古屋と云えることから、津山城は根古屋と詰の城が一体になった縄張りの城と云えるだろう。


歴     史
 津山城は、室町時代に津山氏によって築かれた。城主として津山右京の名が残る。また、一説に拠れば、津山氏説は近世に伴唯利が美作津山へ移住していることから、後世の誤伝とする説もある。


お城へのアクセス
鉄 道: JR草津線貴生川駅〜バス/下山
 車 : 新名神信楽IC〜国道307号線〜国道1号線〜県道178号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
主郭の背後には馬蹄形の大空堀が防備を固めているお城。

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