薩摩 南谷城(吉利麓)


お城のデータ
所在地 鹿児島県日置市吹上町永吉字宇都山
遺 構 曲輪
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 明治維新十傑の一人、小松帯刀の居城。小松氏の私領御仮屋が現在の吉利小学校の敷地に置かれていた。小学校グランドの半分が御仮屋の馬場で、現在も一段高くなっているが、校舎が建てられているところ一帯に御仮屋の屋敷が建てられていたとか。

 小学校の正門内に小松帯刀の小さな像と南谷城の案内板が設置されている。また、小学校の正門前一帯の通りに面して、かつての小松家家臣団の武家屋敷があり、今も武家屋敷門が残る光景は江戸時代の麓の光景を彷彿させてくれる。


歴     史
 南谷城は、文禄4年に禰寝重張によって築かれた。禰寝氏は、元々大隅半島南部に勢力を誇っていたが、戦国時代に島津氏に従い重臣となり、先祖伝来の大隅禰寝から吉利に移された。江戸時代には、南谷城は禰寝氏の私領御仮屋として存続した。

 禰寝氏は、江戸時代中期に小松氏と改姓している。幕末の当主が明治維新に西郷隆盛・大久保利通等ととも活躍した薩摩藩家老小松帯刀(清兼)。


お城へのアクセス
鉄 道: JR鹿児島本線伊集院駅〜バス/吉利農協
 車 : 南九州道伊集院IC〜県道37号線〜国道270号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
明治維新十傑の一人に数えられている小松帯刀の居城。

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