武蔵 美尾屋氏館


お城のデータ
所在地 埼玉県比企郡川島町表
遺 構 曲輪、堀
形 式 居館 築城者: 美尾屋氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 広徳寺の山門 )
 美尾屋氏館は、現在の広徳寺境内一帯に築かれていた。山門前には広徳寺古図が掲示されており、美尾屋氏館とほぼ境内とが一致しているようだ。

 居館は、周囲に堀と土塁を巡らした居館であったと推定され、土塁は消滅しているが境内を囲繞する様に残る堀が西から北側かけて用水路として残り、南側に細く浅くなっているが松並木に沿って空堀を見ることができた。

歴     史
( 境内西側の堀跡 )
 美尾屋氏館は、築城年代は定かでないが美尾屋氏によって築かれた。美尾屋氏の自出は定かでないが、児玉党の一族か関連する豪族であったと推定され三保谷郷の開発領主であった。

 美尾屋十郎広徳は、鎌倉幕府の御家人として平家追討・奥州征伐等にも従軍していることが「吾妻鏡」に記され平家物語にも登場している。広徳寺の寺伝に拠れば、美尾屋広徳の跡は鈴木重家の子を養子としたが、3代は美尾屋姓を称し4代目以降は鈴木氏に復姓している。


お城へのアクセス
鉄 道: JR高崎線桶川駅〜バス/牛ヶ谷戸
 車 : 圏央道桶川北本IC〜国道17号線〜県道12号線
駐車場: 広徳寺の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
平家物語にも登場する美尾屋十郎広徳の居館。

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