石見 向横田城


お城のデータ
所在地 島根県益田市向横田町
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 山城 築城者: 石川頼恒 築城年代: 文治元年


見 ど こ ろ
 向横田城は、向横田地区の西側の南北に連なる丘陵に築かれた城だ。城の南側は眼下に高津川が流れる要害の地でもある。

 丘陵の南端に本丸、空堀を隔てて二の丸・腰曲輪が配置され、さらに尾根づたいに武者走りがあって、出丸と繋がった縄張りとなっている。現在、城址公園となっていて、本丸・二の丸の土塁など小規模な城ではあるが、中世城郭の遺構が良く残っている城だ。


歴     史
 向横田城は、文治元年に相模国から移住した石川頼恒によって築かれたと云われている。更に貞応元年に石川氏と同じく相模国から移った領家公恒によって修築された。

 文明3年、向横田城は七尾城主益田貞兼に攻められ落城した。この戦いに功のあった城市政雄の居城となり、城市氏によって改修された。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山口線石見横田駅から徒歩約15分(登城口)
 車 : 中国道山口IC〜国道262号線〜国道9号線/石見横田駅前〜県道313号線
駐車場: 城址公園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
小規模ながらも中世城郭の遺構が良く残っているお城。
  • 向横田城の縄張図(現地案内板より)
  • 向横田城の登城口
    向横田八幡宮が第一目標。神社から東に集落に入る市道を50mほど進むと右手の山へと入る市道がある。ここを道なりに進むと城跡の標識があり、ここを左折する。この道の行き止まりが城址公園の駐車場。

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