羽前 長瀞城


お城のデータ
所在地 山形県東根市東根字楯の内
遺 構 曲輪、堀
形 式 平城 築城者: 西根氏 築城年代: 建長年間


見 ど こ ろ
 長瀞城は、輪郭式に三重の水堀を巡らした城だ。本丸の周囲にあった内堀は埋められ道路となっているが、道路の片隅に長瀞陣屋の石碑が建てられている。 

二の丸の周囲の水堀は、一部埋められているが、概ね現存して今も満々と水を湛えている。二の丸東虎口(大手口)に立派な城石碑と案内板が建てられている。


歴     史
 長瀞城は、建長年間に西根氏によって築かれた。戦国時代は長瀞左衛門が居城し、天童氏に属していたが、最上義光が天童氏を滅ぼすと郡代を派遣して長瀞を治めた。

 天正8年が改易された後、山形藩領となったが寛文11年には天領となり代官陣屋が置かれた。

 寛政10年、米津通政が武蔵久喜より11,000石を領して入封し、以後5代続いて明治に至った。尚、版籍奉還後、米津政敏は陣屋を長瀞から上総大網、続いて常陸国龍ヶ崎へと移している。


お城へのアクセス
鉄 道: JR奥羽本線東根駅〜バス/長瀞東ノ楯
 車 : 東北中央道東根IC〜国道13号線〜県道303号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
今も満々と水を湛えた堀が残っているお城。

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