信濃 名子城


お城のデータ
所在地 長野県下伊那郡松川町大島字名子t堤原城山
遺 構 曲輪、空堀、土塁
形 式 平山城 築城者: 名子氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 名子城は、唐沢川・大名川の二つの河川に挟まれた河岸段丘の先端部に築かれている。 

 名子城の縄張りは、西の曲輪と主郭を堀切によって分断し、主郭の一段下には東西に長い帯曲輪が構えられている。主郭の周囲には土塁が廻らされ、南側の土塁の切れた部分が虎口となっている。

 主郭は現在城址公園となり、西の曲輪には老人福祉センターが建てられていて、福祉センターから空堀を架けられた橋を渡って主郭へと行くことが出来る。


歴     史
 名子城は、築城年代や築城者については定かではないが、鎌倉時代から室町時代を通じ名子郷を実質的に支配した名子氏が、平時の居館(名子氏居館跡)の詰の城として築城したと考えられる。

 名子氏は、平安時代末に南信濃源氏の片切氏(片桐氏)の分流が名子郷に分知し、在名をもって名子氏を称した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線伊那大島駅〜徒歩約20分
 車 : 中央道松川IC〜県道59号線
駐車場: なし(老人福祉センターの駐車場を利用)


ひとくち MEMO
小規模ながら主要な曲輪がよく残っているお城。

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