豊前 内蔵寺山城


お城のデータ
所在地 福岡県築上郡上毛町東下
遺 構 曲輪、土塁、横堀
形 式 山城 築城者: 内尾氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 内蔵寺山城は、叶松城・追揚城の築かれた尾根から東友枝川に向けて突き出した小高い判独立丘に築かれ、現在は友枝公園となっている。

 内蔵寺山城は、小さな社と記念碑が建てられているところが主郭で、東西に虎口が開かれている。主郭の周囲には横堀が囲繞していて、東西虎口付近は二重の横堀となっている。さらに横堀の外側に数段の帯曲輪が配された縄張りとなっていた。


歴     史
 内蔵寺山城は、築城年代は定かでは内尾氏によって築かれた。天文年間に内尾親實が宇都宮氏の一族で豊前長岩城主野仲氏に仕え、叶松城を本城として内蔵寺山城を出城としていた。

 内尾親實の子元兼は、主君野仲鎮兼に従って、天正16年に観音原の合戦で黒田長政に敗れ主家野仲氏も滅亡し、兼元も娘を人質に差し出して居城叶松城と共に開城して黒田氏に降った。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線中津駅〜バス/大平支所前〜バス/宮本
 車 : 東九州道豊前IC〜県道225号線〜県道109号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
内尾氏の本城叶松城の東方面を守った出城。

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