常陸 二条山館


お城のデータ
所在地 茨城県石岡市宇治会字毛無山
遺 構 曲輪、土塁、土橋、横堀、竪堀
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 主郭南側虎口脇の土塁 )
 二条山館、地名から宇治会館とも呼ばれ、恋瀬川左岸に南北に伸びる小高い丘陵の二条山(別名毛無山)の頂上部に築かれている。

 二条山館は、南北約60m×東西約50mの方形をした主郭を三重の横堀で囲み、北と南に設けられた虎口には土橋と土塁の遺構がある。南側に馬出曲輪と云える二の曲輪、北側に自然地形に近い三の曲輪が配された縄張りとなっている。しかも、二の曲輪には3条の竪堀の遺構も残っていた。


歴     史
( 三の曲輪北側の土塁と横堀 )
 二条山館は、築城年代や築城者などは定かではないが、この地の豪族路川氏が居城していた。路川氏は、小田城主小田氏の一族宍戸氏の家臣であったとされる。

 戦国時代の永禄12年以降に佐竹氏の南進する中で、路川氏は佐竹氏によってこの地を追われたと推測され、文禄年間には二条山館のある宇治会の地は、佐竹義宣の直轄領で佐竹南家預かりとなっている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR常磐線羽鳥駅〜バス/小塙台
 車 : 常磐道千代田石岡IC〜国道6号線〜県道138号線〜県道64号線〜県道42号線
駐車場: 源照寺の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
三重の横堀で囲まれた主郭を持つ居館。

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